大阪産業大学高校いじめ報復殺人事件

大阪市城東区の私立大阪産業大学高校(現・大阪産業大学附属高校)に通っていた男子生徒2人が1984年、同級生からのいじめを苦にして、いじめ加害者とされる男子生徒を殺害した事件。

経過

生徒A・Bは高校入学後、同級生の男子生徒・Xからいじめを受けるようになった。XはA・Bに対して暴力を加え、またA・Bに対して別の生徒を殴るよう命じたり、授業中に教師をからかうよう強要するなどした。教室で性的な行為を強要したこともあったという。

A・Bはそれぞれ複数の教師に相談したが、学校側は何も対策を取らなかった。「いじめから逃れるためには自分たちの手でXを殺害するしかない」と思い詰めた2人は、Xの殺害を計画した。

創立記念日で学校が休みだった1984年11月1日、A・Bは京阪電鉄萱島駅(大阪府寝屋川市)で落ち合い、殺害計画を打ち合わせた。Xを呼び出すと、Xは自転車を盗んで大阪市内に来いと命令した。A・Bは言われたとおりにした。

3人は大阪市内で落ち合ってしばらく過ごした。Xは「もっといい自転車はないのか」と改めて自転車盗を命令した。A・Bは「天満橋に行けばもっといい自転車がある」などと言って犯行計画の場所・桜宮公園(大阪市)にXを誘い出し、盗んだ自転車で移動した。

桜宮公園に着いた午後7時40分頃、A・Bは隠し持っていた金槌で、自転車に乗っていたXを背後から繰り返し殴打し、さらに釘抜きの部分でXの目をつぶすなどした。A・Bは瀕死の状態になったXを、公園のそばを流れる大川に投げ込んだ。翌11月2日朝にXの遺体が発見された。

警察は1984年11月11日、A・Bを殺人容疑で逮捕した。その後家庭裁判所に送致した。A・Bは中等少年院送致の処分となった。


◎主ないじめ事件の事例

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