予算配分に学校間格差を付ける:文科省モデル事業

 文部科学省が公立小中学校の一部に運営予算を手厚く配分するモデル事業を始めることが、12月10日までに分かりました。

 「競争原理により学校の質を高める」とした教育再生会議の報告などを受け、2009年度より2年間をかけて試行し、本格導入が可能かどうか検証するということです。
 しかしわざわざ検証と称して大がかりな事業をおこなわなくても、結果は目に見えています。予算を含めた公立学校の整備には、条件を均等化することが原則です。学校ごとに予算を傾斜配分することで、「設備の充実した学校」と「そうではない学校」との格差ができることになります。こういうことは望ましくありません。
 また地域別の学力テストの順位や部活動の「成績」などを基準にして学校間格差を付けようとする発想も一部でみられ、そういう発想のもとで学校間格差が生じているケースもあります。こういう措置はそういった傾向に拍車をかけ、学校間・地域間格差をさらに拡大・固定化するだけではないでしょうか。

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