知立中学校いじめ教師報復事件:少年を医療少年院送致

 愛知県知立市立知立中学校で2008年7月、卒業生の少年(18)が「在学時代いじめられていた報復」として、元担任の神谷佳久教諭(35)を刃物で刺して重傷を負わせた事件で、名古屋家裁岡崎支部は11月27日、少年を医療少年院に送致する保護処分を決定しました。


 決定では少年の精神疾患を認定し、相当長期にわたり医療的措置を講じながら矯正教育の必要があると判断しました。
 神谷・元担任教諭は少年の在学中、少年に対して不愉快なあだ名を付けたり、「字が汚い」などと難癖を付けて授業中につるし上げたなどのいじめ行為を繰り返していたことが明らかになっています。
 この事件に限らず、教師が児童・生徒をいじめる事件はあちこちで発生しています。少年への処分が決定する2日前の11月25日には、福岡市立小学校教諭・林田真二のいじめ行為で被害者がPTSDになったとして訴えた訴訟で、福岡高裁で林田のいじめ行為が一部認定され、また林田の行為によって「心因性の症状」を発症したことなどが認定されています。
 このほかにも「教師による児童・生徒いじめ」事件が全国各地で発生しています。
 児童・生徒いじめをおこなうような教師が多く現れている現状では、こういういじめ報復目的の襲撃事件はいつ起こってもおかしくないのではないかとも感じます。もちろん報復として襲撃するという行為を肯定するわけにはいきませんが、こういう事件の再発防止には、「児童・生徒いじめをおこなう教師を根絶する」という根本から始めなければならないという気がします。