全国学力テスト:市町村別・学校別結果公表に反対の教委多数

 文部科学省の調査によると、全国学力テストで都道府県教育委員会が市町村別結果を公表することについて市町村教委の95%が反対、また学校別結果公表については97%の教委が反対していることが分かりました。


 全国学力テストの成績公表が過度の競争を招くというのは、実際に都道府県別結果公表の時点で発生していることです。成績を上げるために試験対策の問題集を活用させたり、誤答に気付かせる声かけをおこなったりなど、過度の競争といわずに何というのでしょうか。学力の到達状況をありのままに知りたければ、こういう「対策」など一切する必要はありません。
 そもそも学力を狭くとらえ、1度のテストの成績が学力のすべてかのように扱うこと自体が、馬鹿げた行為であることは言うまでもありません。こういう馬鹿げた行為が発生する元凶は、全国学力テストの運営自体にあります。
 一般論として「行政として学力状況の傾向を把握し、教育政策改善の資料とする」という意味での学力テストならありえます。しかしそういう学力テストならサンプル調査で十分であり、全員調査にする必要はありません。