小中学校教室での暖房稼働認めず:福岡市教委

 福岡市立小中学校では、電気代の問題や、衣服の調整で可能であると理由をつけ、教室への暖房の使用を認めていないという。日本共産党福岡市議団は1月25日付で、教室への暖房使用を認めるよう求めて、福岡市教育委員会に申し入れた。

 学校保健安全法に基づく学校衛生基準では、教室の温度は10度以上30度未満とするとしている。福岡市教育委員会は「10度を下回ることはない」などとして暖房稼働を一律に認めていない一方で、「教室の温度は2度だった」という報告も寄せられているという。

 また防寒着についても教室等での使用は認めていない場合も多く、標準服導入の学校では衣服での調節には限界があることにもなる。

 福岡市立小中学校では教室に暖房機能付きのエアコンが設置されているが、電気代も理由にして稼働させていないという。

 2016年1月下旬には日本列島に強い寒波が襲来し、西日本を中心に記録的な積雪や低温の状況が続いた。寒波が近づいて低温状態になっても福岡市教委は暖房使用を認めなかったという。福岡地方では記録的な積雪と低温のため1月25日は休校になったものの、再開後も暖房使用を認めない意向として、緊急申し入れをおこなったという。

 子どもの学習条件を大きく損なうだけでなく、それ以前の話で健康にも関わる状態である。衣服調整=子どもの自助努力の範囲を超えているし、電気代を節約しても子どもの健康や学習条件を損なうのはおかしいのではないか。