小中学校教科書「発展的な学習」上限規定廃止

 文部科学省は来年度の教科書検定より、学習指導要領の範囲を超えた「発展的な学習」の教科書への記載について、現行の「小中学校は全体の1割程度、高校は2割程度」とする上限規定を廃止する方針を教科用図書検定調査審議会に提示し、同審議会も承認しました。


 教科書の構成を見直して知識探究や自習などに活用できるようにするという方針によるものです。このほか、中学校数学教科書に小学校算数の復習的な内容を入れるなど、前学年で学習する内容の補充学習の記述等も可能になるということです。
 子どもたちがより学びやすくする工夫をした教科書という意味では改定は歓迎ですが、一方で実際の活用については、「発展的な内容を入れる→発展内容もすべて教え込まなければならないという圧力がかかる→詰め込み激化」ということになってしまいかねないという杞憂があります。教科書の扱い方や学校での学びという根本的な論も含めて、子どもたちに合った学び方を検討していく必要があります。