教師のいじめで解離性障害発症として損害賠償訴訟:福岡

 福岡県中間市立小学校5年生だった女子児童(現在中学3年生)が、当時担任だった女性教諭から継続的にいじめ・暴言を受けて解離性障害になったなどとして、元担任教諭と中間市を相手取り損害賠償を求める訴訟を、11月9日までに福岡地裁小倉支部に提訴しました。


 訴状などによると、女子児童は4年生時の2004年2月にてんかんと診断されました。5年生に進級した2004年4月以降、担任教諭から「口の開け方がおかしい」「トロい」など執拗にいじめを受けるようになりました。児童はストレスから一時的に目が見えなくなっかり耳が聞こえにくくなったりするなどの症状を発症し、不登校になりました。児童は自分からはいじめの被害を訴えられなかったということですが、同級生だった児童が「担任教諭がこの児童をいじめている」と児童の保護者に知らせたことで、この教諭のいじめが発覚しました。
 「教師による児童・生徒いじめ」事件は各地で多数発生しています。またこのようないじめ事件で重大な後遺症を負わされた児童の存在が明らかになったことは、悲しいことです。
 また同時に、このような児童・生徒いじめ教師を野放しにしていることも、極めて重大です。
 金銭で被害者の症状が軽くなるというわけでもありません。しかし少なくとも、被害を正当に認定され、学校や行政側が真摯な対応をとり同種事件の再発防止を図ることが、被害者救済の第一歩です。