スポーツ少年団「体罰」訴訟、指導者は棄却求める:滋賀

 滋賀県東近江市立小学校のスポーツ少年団バレーボール部に所属していた女子児童が、指導者の指示を受けた別の部員らからたたかれるなどして負傷し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症したとして、指導者らを相手取って訴えている訴訟の第1回口頭弁論が、11月27日に大津地裁彦根支部で開かれた。

 指導者側は事実関係を大筋で認めながらも、怒鳴りながらたたいてはいないなど一部について事実無根と主張し、請求棄却を求める答弁書を出した。

 この事件は2012年5月、練習中に「サーブに失敗した」として、男性コーチ(40)がこの児童の背中を1回ずつたたくよう他の部員9人に命じたというものである。このコーチは女性監督(54)と別の男性コーチ(38)と事前に相談し、部員同士でたたかせることを決め、また「本気でたたけ」と他の部員に怒鳴るなどしたという。

 言い逃れのできない「体罰」・虐待行為である。怒鳴りながらたたいてはいないと主張していることなど、事実関係はどうあれ、問題の本質には影響しないことだといえる。このことを理由に請求棄却を求めるなど、ただの揚げ足取りレベルではないか。

(参考)
◎部員に命じ体罰、指導者側争う姿勢 滋賀のバレー部訴訟(京都新聞 2015/11/21)

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