落雷訴訟:判決確定の見通し

 1996年に大阪府高槻市でおこなわれたサッカー部の大会で落雷に遭い後遺症が残ったとして、当時高知県内の私立高校1年生だった男性(現在28歳)と家族が安全管理責任などを問い、在籍していた高校と、大会主催者の大阪府高槻市体育協会を訴えていた訴訟がありました。

 この訴訟について被告の体育協会は9月29日までに、学校や協会の責任を認めた高松高裁判決(9月17日)を受け入れて上告しないことを決めました。
 この訴訟では、学校側も上告しない方向で調整をおこなっており、学校や主催者の責任を認めた判決が確定する見通しとなりました。
 事故はサッカー部の試合中に起こりました。雷が鳴っている状況のもと試合を続行し、生徒に落雷したという事故です。判決では当時の状況から「落雷は予見可能・避難させる時間もあった」などと結論付けています。
 裁判としてはこれで一区切りです。しかしこの手の事故は個人的・偶発的なものにとどまらず、どこでも発生する危険性があるものです。今回の裁判を教訓に、同種の事故を防止するための対策が、各地ですすめられていくことが重要だといえます。