「体罰」受けた上に不当な退学命じられたとして提訴

 福島県立保原高校の柔道部員だった元男子生徒(18)が「柔道部顧問から繰り返し暴行を受け、また学年主任からも暴力を受けて一方的に退学を強要された」として、福島県を相手取り約500万円の損害賠償を求める訴訟を提訴していたことがわかった。

 この生徒は2013年4月に同校に入学し、柔道部に入部した。しかし柔道部顧問教諭から繰り返し暴力・「体罰」を受け、練習を休んでいた。

 生徒は2014年1月、柔道部の休部を決定したことを説明するとして、学校側から呼びだされた。その際に教員らが話し合いの場に遅刻してきたことを批判すると、教員らが逆上、学年主任の教諭はこの生徒を羽交い締めにするなどして、生徒の首にケガを負わせた。

 さらに学校側は同日中に生徒に口頭で「お前は退学」と通知し、自宅待機を命じた。同年3月31日付での退学処分を正式に告げられたという。

 原告側は「退学処分の根拠が不明確、文書の送付もない」「教員の暴行でけがを負い、一方的に退学させられたのは強い精神的苦痛」と主張している。

 原告側の主張通りなら、完全な私怨で暴力を振るったうえ、学校側の権限を不当に振りかざして追い出したことになり、悪質な嫌がらせでしかない。

(参考)
◎500万円賠償求め提訴 県北の少年 高校退学処分違法と県を(福島民報 2015/11/3)
◎「体罰の上 退学強いる」元高校生が提訴(福島民友 2015/11/3)