サッカー試合中の落雷事故:学校・主催者の責任認める

 高知県高知市の私立土佐高校のサッカー部員だった男性(28)が1996年、大阪府高槻市で開催されたサッカー大会に出場していたときに落雷の直撃を受け、重度の後遺症を負った事件で、高松高裁は9月17日、学校と大会主催者・高槻市体育協会の過失を認め、学校と体育協会に約3億700万円の損害賠償を命じる判決を出しました。

 この問題では、一審高知地裁(2003年6月)・二審高松高裁(2004年10月)とも原告の請求を棄却していましたが、最高裁が2006年3月に原判決を破棄して高松高裁に差し戻す決定をおこなっていました。原告側の逆転勝訴という形になります。
 判決では、当時雷鳴が聞こえていたことや放電も目撃されていたことなどから落雷は予見可能と判断した上で、「避難させる時間はなかった」という学校側の主張を退け、事故回避は可能だと判断しています。
 落雷事故について、学校の過失を認めた判決は初めてだということです。この判決をきっかけに、落雷に対する対策が進み、同種の事故を未然に防ぐことが望まれます。

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