青森県相撲部「体罰」訴訟:被告側は争う姿勢

 青森県つがる市立小学校の相撲部で、同部を指導していた外部指導者の「つがる相撲クラブ」の男性監督(当時)から複数回にわたって暴行を受けケガをしたとして、市と元監督に計660万円(市・元監督に330万円ずつ)を相手取り訴えた民事訴訟の第1回口頭弁論が10月22日に青森地裁弘前支部であり、被告側はいずれも争う姿勢を示した。

 原告側は訴状で、2012年9月から2014年5月にかけて計3回、監督から竹刀で殴られるなどしてケガをし、精神面で治療を受ける状態になったとしている。また市は管理監督責任を怠ったとした。

 市は「監督の暴力行為は把握していない。学校側の安全配慮義務違反も認められない」とした。また元監督は、原告側の指摘した暴行について、1件については否定し、ほかの指摘については「指導の範囲内」とした。

 少なくとも監督は、一部については暴力を振るったことを認めながら「指導だから正当」と主張していることになる。いわゆる「体罰」事件、暴行事件では、加害者の側からこのような主張がなされることもよくあるが、こういう主張を認めてはいけない。

(参考)
◎つがる市立小相撲部体罰:損賠訴訟 市と元監督側、争う姿勢 /青森(毎日新聞 2015/10/23)