石川県教委、「体罰」把握件数急増

 石川県の公立学校で、「体罰」が明るみに出た件数が急増したということです。

『北陸朝日放送』2006/3/22
公立学校で体罰が急増・8件 (22日)
体罰急増です。今年度、石川県の公立学校で発生した体罰は8件にのぼり、1件だった昨年度に比べ急増したことが県教育委員会の調べでわかりました。これは、22日開かれた県議会文教公安委員会で山岸勇教育長が明らかにしました。県教委によりますと、今年度、県内の公立の小中高校で起きた体罰は飛びげりをして小学5年生の児童の鎖骨を折った男性教師やヘルメットで中学1年の女子生徒の頭をたたいた女性教師など8件に上ったという事ですこのうち6件は外部からの投書や電話で発覚したという事です。県教委では、県立学校長と市や町の教育長に20日づけで、体罰禁止の徹底と発生した場合は速やかに連絡するように通知を出しています。(18:03)

 8件という件数はあくまでも「石川県教委が把握したもの」だけです。明らかになっていないものも含めると、「体罰」被害はおそらく「何桁も違う」というほどの相当数あるのではないかと推測されます。
 また、石川県教委が把握した8件のうち6件は、外部からの告発で発覚したというのも気になります。学校側が「体罰」を隠そうとしたのではないかとみられても仕方ありません。
 「体罰」は生徒の心身に深い傷を残すもので、教育的効果など全くありません。子どもの心身の成長など全く考えず、ただ自分の感情のおもむくままに暴力を加えた上に、それを「教育」と称して正当化する――そんな「体罰」を、決して許してはいけません。(※当ブログでは「体罰」は暴力そのものであるという立場から、可能な場合は「教師による対生徒暴力」などと言い換え、「体罰」という言葉を使う場合はカギ括弧付きで表現しています)
 また不幸にして「体罰」事件が発生した場合は、被害者の立場に立った対応をおこない、被害者の早期救済と加害者への厳正な対応、また再発防止策の徹底などをおこなっていくことが重要です。