犬山市、次期教育委員人事を内定

 愛知県犬山市の田中志典市長は8月19日、今年9月末に任期の切れる教育委員1人の後任として、候補者1人を決定したという人事案を発表しました。9月2日予定の市議会に承認を求め、可決されれば就任となります。

 犬山市の教育委員は、全国学力テスト参加派と不参加派が拮抗している形になっています。今回任期の切れる教育委員は、全国学力テスト不参加を主張してきました。一方で後任の教育委員候補者は全国学力テストへの参加について「教育現場の現状や市民の意見を聞いて判断したい」などとして中立の立場を強調しているということです。
 市長は全国学力テストへの参加を推進していることもあり、今回の候補者は参加派の市長に要請されたという背景から、今回の人事案件で参加派の勢力が上回る可能性もあるとみられます。
 全国学力テストを実施したことによる弊害は、全国各地でいろいろな形で現れています。ただ平均点を上げるための競争や不正だけがあちこちで起こり、児童・生徒や教職員に負担や心労をかけるだけという状況です。また全体としての傾向が知りたければ抽出調査で十分です。あえて導入する意義など全く感じません。