全国学力テスト:成績公表は8月29日

 文部科学省は8月18日、2008年4月に実施した08年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を、8月29日に公表すると発表しました。

 全国学力テストといえば、昨年度の公表で「都道府県別平均点を過剰に絶対視して、県別の成績競争をあおる論調が多く生まれる」「個人の到達状況が分からない」「テスト実施から成績返却まで時間が空きすぎ」などの重大な問題が現れたのは記憶に新しいところです。
 結果公表までの時間こそ昨年と比較すれば短縮されたものの、基本的には昨年度とほとんど状況が変わっていません。今年もまた、平均点の都道府県別順位だけをみて「どこの県が学力上位(下位)」とか「わが○○県は全国平均と比較してどうのこうの」とかそういう論調での騒ぎが起きるのかと思うと、憂うつです。
 そもそも学力は1回の学力テストの点数だけで測れるものではありません。また平均点と個人の到達状況は全くの別物です。平均点や都道府県別順位といっても、統計上の誤差の範囲内であり、順位を過剰視するような性質のものではありません。