エアコン設置よりも校舎耐震化をの声:大阪・高石市

 公立学校校舎の耐震基準が全国最低水準にある大阪府高石市では、教室にエアコン設置の計画が進められています。一方で生徒や保護者からは「エアコンよりも耐震工事を優先してほしい」という声が多く寄せられているということです。

 高石市では市内の小中学校で校舎の老朽化が一斉に進み、校舎の外壁が落下するなどの事故が各学校で相次いでいます。また校舎の雨漏りなども深刻になっています。一方で財政難などから、校舎の耐震化計画が遅れているということです。
 生徒や保護者は「エアコン工事が、傷んだ校舎に悪影響を与えるのでは」と不安視し、早急な校舎補強を求めているということです。一方で高石市は「エアコンか耐震補強かという二者択一ではなく、並行して進める」としています。
 エアコン設置も教育条件の前進になることはいうまでもありません。しかし、本来ならば喜ぶべきはずのエアコン設置についても、「耐震補強が先」として反対せざるを得なくなるような、校舎老朽化・耐震対策の遅れというのは極めて深刻です。
 エアコン設置と耐震化を並行的に進めて早期に問題解決ができれば理想的なのですが、耐震化は少なくとも数年かかる計画だということです。さて、具体的にどのように優先順位を付けて対策をとっていくべきなのでしょうか。
(参考)
◎エアコンより安全を 設置計画に反発の声(asahi.com大阪版 2008/8/14)