社会科の履修不足?補習を実施:京都・京田辺市の中学校

 『京都新聞』2008年8月7日付および『毎日新聞』2008年8月7日付によると、京都府京田辺市立田辺中学校の3年生について、「1~2年次の社会科担当教諭が地理の授業を減らして歴史に重点をおいていたため地理の学習時間が約20単位時間不足した」として、2学期以降地理的分野の補習をおこなうということです。

 一方で担当教諭は、授業時間不足を否定しているということです。

 現行学習指導要領では、中学校社会科は1年次に年間105単位時間(50分授業を週3回)、2年次にも年間105単位時間おこなうことになっています。地理的分野と歴史的分野についてはいずれも1~2年次の学習となっています。

 地理と歴史を並行して学習するいわゆる「π型」を学習指導要領の上では標準としています(具体的なやり方については「時間割の上で地理の時間と歴史の時間を別個に設ける」「単元やテストごとに地理と歴史を入れ替える」など各学校ごとに異なる)。一方で、1年次に地理・2年次に歴史を学習する、いわゆる「ザブトン型」での授業を実施している学校もあります。

 報道によると、今年6月に保護者から「地理が分からないと子どもが言っている」という訴えがあり、学校側の調査の結果問題が発覚したとされています。しかし、「地理が分からない」ということと「学校側が授業時間不足を疑い、調査で授業時間不足が発覚した」ということには必ずしも因果関係があるとも言えず、不思議な話です。

 授業時間不足の事実関係については、報道だけの情報では断片的すぎて全く判断できません。

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