執拗な暴力・嫌がらせで小学校教諭を停職3ヶ月:兵庫・姫路市

 兵庫県教育委員会は8月5日、「担任クラスの4年生児童に暴力を加えたうえ、長時間怒鳴りつけるなどの嫌がらせ行為をおこなった」などとして、姫路市立花田小学校の菅忠彦教諭(31)を停職3ヶ月の懲戒処分にしました。

 事件は2008年5月30日の給食時間に発生しました。菅教諭は「節水のため」として、その日の給食メニューのカレーについて、「一滴残さずスプーンですくい取ってから食器を返却するように」と指導しました。
 しかし菅教諭は、一人の女子児童が「カレーを残した」として激高し、「自分の指導に従わなかった」としてこの女子児童を複数回殴りつけた上、児童の机や荷物を廊下に放り出すなどしました。さらに菅教諭はこの女子児童を廊下にたたき出し、約1時間半にわたって女子児童を罵倒しました。
 翌日から菅教諭は、この女子児童を教卓横の席に移らせて監視しました。女子児童は精神症状などを発症し、数日後に不登校になりました。児童は急性ストレス反応と診断され、転校を余儀なくされたということです。
 児童の変化に気付いた保護者が学校に問い合わせて、事件が発覚しました。しかし校長は事件を知りながら、「体罰」ではなく正当な指導の範疇として姫路市教育委員会への連絡を怠っていました。学校側の態度を不審に思った保護者が、7月になって姫路市教委に連絡したということです。なお、校長についても管理責任や不適切対応が問われて戒告処分となっています。
 菅教諭は兵庫県教委などの事情聴取に対して「感情的になった」などとしているということです。
 指導などとは間違っても言えず、もはや児童いじめ・嫌がらせと言っても過言ではないような、ひどい内容です。「カレーを残した」といっても、たまたま皿の端にカレーが付いていただけなのか、児童の体調が思わしくなくて残したのかは分かりませんが、いずれにしても教諭が激高するようないわれのものではありません。また児童の机や荷物を廊下に放り出したり、長時間罵倒するなど、もはやいじめといわずに何というのでしょうか。
 菅教諭への処分は当然ですが、このような卑劣な「教師の児童・生徒いじめ」事件はあちこちで起こっていることもあり、このような事件の再発防止策を徹底していかなければなりません。