スポーツ少年団指導者が部員に暴行指示、被害児童はPTSDに

 滋賀県東近江市のスポーツ少年団のバレーボール部に所属していた女子児童が、指導者の指示を受けた別の部員8人から暴行を受けて負傷し、精神的後遺症が残ってPTSDと診断されたとして、指導者3人を相手取り約1000万円の損害賠償を求める訴訟を、大津地裁彦根支部に近く提訴する方向で準備していることがわかった。9月中にも提訴するとしている。

 児童側によると、2012年5月、当時小学校4年だった被害児童は、東近江市内の小学校体育館で練習をおこなっていた。「この児童がサーブを失敗した」として、30代の男性コーチが別の部員8人に対し、この児童への平手打ちを強要した。最初は顔面をたたくよう命令したが、部員が嫌がったため背中をたたかせたという。

 練習の場にはこのコーチのほか、女性監督と別の30代男性コーチもいたが、2人はコーチの行為を黙認した。指導者3人は傷害罪で略式起訴され、罰金の略式命令が下ったが、不服として正式裁判で争っている。

 京都新聞によると、「女性監督は取材に対し、「子どもたちに緊張感を持って練習してほしかった。悪気はなかった」と話している」と記載されている。これのどこが「悪気はなかった」というのか。いじめの手口そのものであり、また児童虐待でもあり、子どもの指導にあたってはいけない人物だと言っても過言ではない。

(参考)
◎「部員に体罰命令、PTSDに」 被害女児がコーチら提訴へ(京都新聞 2015/9/20)