教科書厚さ倍増案を検討:教育再生懇談会

 政府の教育再生懇談会が、小中高校の教科書の分量を現在の約2倍に増やすことを検討しているということです。


 従来の教科書は、教室での使用を前提に作成されています。しかし新しい教科書では自学自習にも対応できるようにすることを検討しているということです。国語・英語では名作や名言などを従来以上に掲載し、また算数・数学では練習問題を大幅に増やすことを想定しています。
 「自学自習にも対応できる教科書」という発想自体は、一つの考え方としては成り立ちうるものです。しかしその一方で、従来型の教科書使用や学力向上の発想のまま教科書の分量だけを増やしても、教師が「分厚くなった内容を、授業で隅から隅まで網羅しなければならない」という圧力を受けるなどの問題が生まれて、「詰め込み教育」の問題につながる危険性も感じます。教科書の分量を増やすにしても、詰め込みにつながらないような工夫をしていかなければなりません。
(参考)
教育再生懇が素案、教科書ページ倍増…自習にも対応(読売新聞 2008/7/27)