大阪市中学校給食、親子調理方式の試行始める

 弁当配送方式で低温に冷やされたおかずが出てくるなど生徒からは不評の大阪市中学校給食。大阪市教育委員会は9月2日より、市立中学校1校で「親子調理方式」の試行を始めた。大阪市では今後6年かけて、全校で親子調理方式または自校調理方式のいずれかでの中学校給食へと変更する予定にしている。

 市立昭和中学校(阿倍野区)で始まった試行事業では、近隣の市立長池小学校(阿倍野区)で調理した給食を、約800メートル離れた昭和中学校に食缶方式で運んだ。コンテナに入れられて配送用トラックで運送された給食は校内の配膳室に運ばれ、給食当番の手によって各クラスへと配膳された。

 生徒からは「(小学校の給食以来)久しぶりに食べたけど、おいしい」「小学校では、夏野菜カレーとかメニューがアレンジされてたので、また食べたい」(大阪日日新聞より)と好評の様子である。

 大阪市では橋下市政によって教育の各分野に混乱が生まれたが、中学校給食問題は特に当事者の中学生からの不満が高いものとなっている。親子調理方式の試行を始めたことは前進ではあるが、6年かけての親子調理方式もしくは自校調理方式全校導入では時間がかかり過ぎで、できるだけ短縮したうえで、現行の弁当方式についても問題点を改善して場合によっては一度選択制に戻す選択肢も検討するなどの対応が必要ではないか。

(参考)
◎ほかほか給食笑顔 阿倍野区で「小中親子方式」(大阪日日新聞 2015/9/3)

スポンサードリンク