不正合格者の採用取り消し:大分県教員採用汚職

 大分県の教員採用汚職事件に関連して、大分県教育委員会は、不正合格が発覚した場合は該当者を採用取り消しにし、そのあおりで合格点に達していなかったにもかかわらず採用されなかった受験者については、本人が希望する場合は採用する方針を固めました。


 この措置は当然の措置だといえます。不正合格かどうかを調査するために一定の時間がかかる見込みだといえども、徹底的に調査して対応をおこなうべきです。
 しかし一連の教員採用汚職はひどい話です。ここ数年は小学校に関しては受験倍率が緩和されたといえども(中学校・高校も全体的には緩和されたといわれますが、専攻教科によってばらつきがあるようです)、ここ20~30年ほど教員採用試験は極めて難関となってきました。その中で何十年にもわたって金とコネが幅をきかせていたのだから、もはや言葉もありません。こういう不正行為は教員志望者・かつて教員志望だったがあきらめざるを得なかった人・不正とは無関係に採用された教師にとってはもちろん、児童・生徒・保護者・市民にとっても極めて迷惑な話です。
 このような状況のもとで、採用された者が生徒いじめなどのとんでもない行為をおこなう、また有能な人は採用段階で排除されたり、採用されても職場いじめ・パワハラ被害にあったり精神疾患にかかるなどする、という状況が続いています。
 最低限の道徳や規範意識に欠けている人物が教育界の中枢に座り、自分たちの「お仲間」を増やしているのだから、教育のゆがみは増大する一方です。こういう連中が道徳や規範意識などとしたり顔で言っても説得力などみじんもありません。
 また全国的にも同様の問題がある可能性があり、全国レベルでも徹底的に調査されなければなりません。