愛媛県で育鵬社教科書採択やり直し求める要請

 中学校教科書採択では、愛媛県では4採択地区で育鵬社が採択され、教職員組合などが採択のやり直しを求める要請をおこなっている。

 松山市では8月18日、松山市教職員組合や教職員OB団体「愛媛県退職教職員連絡協議会」が採択のやり直しを求める抗議文を松山市教委に提出した。抗議では以下のように指摘している。

要請書では、育鵬社の教科書は、「侵略戦争をアジア解放のための戦争と賛美している」「子どもたちに誤った歴史観をもたらすおそれがある」などと指摘し、「現場の教職員の意見を尊重してほしい」としています。

(NHKニュース 2015/8/18『中学歴史教科書採択巡り要請』)

 育鵬社の教科書には、抗議で指摘されたような重大な問題点がある。太平洋戦争を「アジア解放」と描いているほか、神話と史実との混同、日本国憲法の制定過程を「押し付け憲法」と一方的に描くなどの重大な問題もある。

 教科書の内容に関する重大な問題だけではなく、この教科書の採択を推進する勢力は、政治的な意図て強引な採択を押し付けようとする政治的な策動が目立っている。

 またほかにも、新居浜市(歴史)、四国中央市(歴史・公民)に対しても、愛媛県教職員組合が採択撤回を求める申し入れをおこなっている。

 各教育委員会は政治的な採択押し付けをやめ、採択のやり直しを図るべきではないか。