犬山市、全国体力テスト参加も保留

 文部科学省が悉皆調査を予定している「全国体力・運動能力・運動習慣等調査」(全国体力テスト)で、愛知県犬山市は4月28日、参加について検討した教育委員会で、「内容に不明の点がある」などとして結論を保留しました。


 全国体力テストについては、そもそも「全体の傾向を知りたければ抽出調査で十分」「個人の状況を把握したければ学校内での体力テストで十分」という問題があります。全国規模で悉皆調査をおこなう必要性はありません。
 また、「一度のテストでの成績(しかも平均点しか視野に入れていない!)」をそのまま「学校の格」と短絡的に結びつけるような俗物的な思考に基づいた学校間の序列化、成績を上げるための不正行為など、同様の方法で施行された全国学力テストで多く発生したことは記憶に新しいことです。全国体力テストでも同種の問題の再発が懸念されます。
 当然のことながら、このようなやり方をおこなうテストへの参加は、できるだけ慎重に検討されるべきです。