奈良県橿原市中1いじめ自殺、週刊誌が経過を記事に

 奈良県橿原市で2013年3月、市立中学校1年の女子生徒がいじめを苦にして自殺する事件が起きた。この事件について、「週刊女性」2015年6月30日号がこの事件での学校や関係者の対応を取材して記事にまとめている。記事はインターネットでも公表されている。

 生徒の死亡翌日、遺族が生徒の携帯電話を見て、「呪ってやる」などと残されていたことを確認し、いじめの可能性を疑ったという。またその後、生徒へのいじめがあったという証言が次々と寄せられた。

 しかしその一方で、生徒の死亡直後、同じソフトテニス部に所属していたある同級生の保護者が「きっとチョウチョウやトンボを追いかけて転落したと思う」などとわざわざ生徒の家族に伝えに来たという。またその保護者は直後のソフトテニス部での保護者会で「死亡した生徒は転落事故だと保護者が言っていた」と印象づけようとした。家族は不審に思ったが、真意をはかりかねていた。後日、この保護者の娘がいじめに関与していたと認定されていたことが判明した。

 また自殺した生徒が家庭内で虐待を受けていたかのような噂など、根も葉もない中傷がどこからともなく流されたともいう。

 橿原市教育委員会の調査についても、「メンバーには市側の顧問弁護士が入っており、遺族との訴訟対応を意識したような構成だった。さらに、市教委は調査委に対して「遺族が予断をもったことを言っている」などと抗議していたという」と指摘され、当初の調査委員会メンバーは辞任・解任して新しいメンバーで調査をやり直した。

 一方で橿原市長は新調査委員会での調査内容や再発防止については、不満を露わにするような発言をおこなったという。

 生徒が苦しい思いをした末に自殺したことに対し、まるでごまかすかのような橿原市の対応はどうなのかと、疑問に感じる。

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