福島第一原発事故で避難の中学生(当時)が避難先でいじめ受け不登校に

 東日本大震災と福島第一原発事故で自宅が避難区域になり宮城県仙台市に避難した姉妹が、転校先の中学校で差別的な発言を受けるなどして不登校になったなどとして、東京電力に約400万円の慰謝料を求めて、6月15日までに政府の原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に和解の仲介を申し立てていたことがわかった。

 申し立てによると、姉妹は2011年3月11日の東日本大震災までは福島県南相馬市原町区で暮らしていた。しかし大震災とそれに伴う福島第一原発事故により自宅周辺が緊急時避難準備区域に指定され、仙台市に避難した。

 しかし転入先の中学校では、同級生から「汚染されているんじゃないの」「放射能のところから来たんでしょ」などと心ない言葉を繰り返し受けたという。姉妹は2人とも不登校になり、姉は自殺を図ったこともあったという。現在は2人とも高校に進学し、通学できるようになったという。

 東電との話がメインに報じられていて、学校の対応については記事では触れられていない。しかし原発事故によって人権侵害を受けたことは重大な問題であり、早期の被害回復が求められるし、学校の対応についてもあらゆる角度から検討されければならない。

(参考)
◎<原発事故>転校先で「汚染」と差別、不登校に(河北新報 2015/6/16)

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