貝塚養護学校転入訴訟:二審も「仮の義務づけ」認める

 「いじめ被害にあって心身症が悪化したため、病弱児対象の特別支援学校・大阪市立貝塚養護学校への転入を希望したが、大阪市が同校を廃校にする方針のために受け入れを拒否された」として、大阪市内の男児の保護者が大阪市を相手取って転入を認めるよう求めている訴訟で、男児受け入れを大阪市に命じた「仮の義務づけ」を出した大阪地裁判決を不服とした大阪市の即時抗告が、3月28日に大阪高裁で棄却されていたことが分かりました。


 大阪市は貝塚養護学校を廃校にする方針を固め、2007年度からの新規受け入れを停止し、在校生が卒業次第閉校するとしています。一方で閉校方針決定後も、病弱児童・生徒が転入を求めるケースが相次いでいます。この男児のほかにも、貝塚養護学校への転入を求める訴訟が少なくとも2件起こされています。
 この男児の受け入れ「仮の義務づけ」に対する大阪市の即時抗告が棄却されたこと、ほかにも転入希望者が複数いることなどを考慮すれば、「療養にはいろいろな形がある」からこそ、貝塚養護学校のような形が合う児童・生徒のためにも閉校の方針が見直されるべきではないか、閉校にするのは無理があるのではないかと感じます。