いじめ放置事件の学校、その後:北海道・北広島市

 北海道北広島市立中学校1年生だった女子生徒がいじめに遭い、見かねた同級生が担任教諭に訴えたものの放置された上に同級生へのいじめまで発生し、いじめ被害生徒は不登校に・同級生は転校に追い込まれた事件がありました。『毎日新聞』(北海道版)4月7日付『探’08:北広島・いじめ放置、市立中で始業式 被害生徒、今も不登校 /北海道』がその後の状況を追っています。


 被害生徒は3年生になりましたが、いじめのために登校できないままになっているということです。また転校を余儀なくされた生徒も、『毎日新聞』の取材に対して、いじめのことが心の傷になっていると話しているということです。
 一方で学校側は被害生徒に謝罪することなく、いずれも2008年春、校長は退職、教頭と担任教諭は他校へ異動となりました。また学校側のいじめ調査も中途半端で、弁護士を立てての話し合いが続いているということです。
 被害者側は「学校や市教委は、問題をうやむやにしようとしている」などと指摘しているといいます。その指摘は妥当だといえます。被害生徒の立場に立てば、どうしてこのような対応になるのでしょうか。うやむやにしようとして目先の解決を図ろうとしても、被害者に二次被害を与える上、もみ消しを図ったつもりが長期化して泥沼にはまるだけだということに、学校や教育委員会はいい加減に気付くべきでしょう。