「全国体力テスト」実施正式発表

 文部科学省は4月1日付で、小学校5年生と中学校2年生の全児童・生徒を対象にした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を2008年度から実施すると正式発表しました。4月から7月にかけて各学校で質問紙調査と実技検査を実施するということです。


 テストでは都道府県別の平均値を公表することにしています。
 しかしこのようなやり方での体力テストは、再考されなければならないのはいうまでもありません。都道府県別の平均値を公表することで、地域間・学校間の過剰競争が行われる危険性があり、一人一人の児童・生徒の状況を把握することが困難になる危険性があります。児童・生徒の状況を把握することを主眼に置くのならば、通常の体育授業や校内での体力テストで十分です。
 また、悉皆調査(全数調査)にする必然性も見えません。教育行政として全体的な傾向を知りたければ、抽出調査(サンプル調査)で十分です。
 同様に悉皆調査でおこなった全国学力テストや地域の学力テストで、学校の平均点を少しでも上げようとする不正があちこちで発覚したことは記憶に新しいことです。体力テストでも同様の不正が発生する危険性が高いのは目に見えています。