被害者に別室授業3ヶ月:東京の中学校

 東京都調布市立中学校を今春卒業した女子生徒が同級生の男子生徒から強制わいせつの被害を受け、学校側が被害者に別室学習を勧めた結果、一部教科で相対評価の「1」が付けられるなどの不利益を受け志望校変更などを余儀なくされていたことが分かりました。


 事件は2007年秋に発覚しました。学校側は被害者の女子生徒に別室学習を勧め、その結果クラスでの集団活動が必須の音楽など一部教科で低い成績が付けられました。被害者側は「内申点が悪くなって都立高校受験をあきらめざるを得なくなった」などと話しているということです。
 一方で加害者の男子生徒5人に対しては「学校としては生徒を処分できない」などとして、司法判断がでるまで普通に授業を受けていたということです。
 被害者の女子生徒の学習権を保障するために、このようなケースの場合別室学習に踏み切るのならば、被害者の女子生徒ではなく、加害者の男子生徒を別室に移すことこそ検討されなければならなかったのではないでしょうか。これは処分というよりも教育上の措置だったのではないかと考えられます。
 被害者が被害を受けた上、別室学習による不利益・成績評定にも全く配慮がなされない二次被害を受けたという今回のケースは、決してあってはならなかったことです。
(参考リンク)
わいせつ被害の中3女子、別室授業3か月 調布市立中(東京)(読売新聞 2008/3/31)