部活動不正転入で顧問教諭処分:名古屋市

 名古屋市立守山北中学校(守山区)のバレーボール部顧問が有力生徒をスカウトし、住民票を偽って不正に同校に転入させた問題で、名古屋市教育委員会は3月24日付で顧問の男性教諭(60)を戒告処分にしました。


 同様に不正転入を容認したとして、名古屋市立若水中学校(千種区)女子バスケットボール部顧問の男性教諭(57)と名古屋市立原中学校(天白区)の男子バスケットボール部顧問の女性教諭(52)を文書訓告処分にしました。また管理責任を問い、守山北・若水・原の3校の校長もそれぞれ文書訓告処分となりました。
 名古屋市では部活動を理由とした転校・通学先の変更の制度は全くありません。他の一部自治体では部活動を理由にした進学先中学校の変更も認められているようですが、その場合も「進学先に指定されている中学校に、希望の部活動が設置されていない場合」を想定していることが通常のようです。基本的に部活動強豪校を理由とした編入は、公立学校では認められていないと考えて差し支えないといえます。
 このような不正な転入は、公立学校としての教育体制に大きなゆがみが生じることになり、決してあってはいけないものです。該当教諭の処分は避けられないでしょうが、もっと大切なことは「このようなことを二度と起こさせないような体制を作る」ということを徹底することではないでしょうか。