都道府県・世界各国の位置を正しく答えられない高校生・大学生:日本地理学会調査

 日本地理学会が51高校・6159人と31大学・3747人を対象に実施した調査によると、白地図から日本の都道府県や世界の国の名称を答えさせる問題で、宮崎県の位置を正しく回答できた高校生が約42%、イラクの位置を正しく回答できた高校生が約25%・大学生が約50%などの結果が分かりました。


 一方で東京都の位置を正しく回答できたのは高校生・大学生とも9割以上、アメリカ合衆国の位置を正しく回答できたのは高校生で約83%、大学生で約95%となっています。
 大学生については、高校で地理を履修した学生の方が、未履修者よりも正答率は高かったということです。
 日本地理学会の分析によると、地理教育の充実や地理専門教師の確保などが必要だとしています。そのことに関しては全く異論はなく、地理教育を充実させる手だてを取っていかなければなりません。
 一方で、県別・国別の正答率に大きな差が出たことについては、現行の中学校学習指導要領の社会科地理的分野が、世界各国・日本各地をくまなく網羅する1980年代までの指導方式が廃止されて、特定の数カ国・数地域を重点的に学習する方式に変更されたことも、原因の一つではないかと感じます。こういうところからもカリキュラムを見直さなければならないのではないかと感じます。
(参考外部リンク)
高校生6割「宮崎ってどこ?」 地理教育どげんかせんと(asahi.com 2008/3/20)