「集団自決」検定は違法として提訴:高校日本史教科書

 高校日本史教科書の「集団自決」検定問題に絡み、愛媛県の「えひめ教科書裁判を支える会」のメンバーらが3月7日、検定意見や検定の手続きなどは違法だとして、国などを相手取り、検定の無効確認・取り消しなどを求めて松山地裁に提訴しました。


 少なくとも、今回の検定の経過そのものについては「特定勢力の政治的思惑を、不正行為を使って強引に押し通そうとした」ということは疑う余地はありません。「あからさまな不正行為」であることは確実です。

訴状によると、2008年から使用される高校歴史教科書の検定は、文科省が示した調査意見書を密室の検定審議会で追認させ、それを検定審の答申に基づく検定意見だという虚偽の説明をして出版社に修正・訂正を求めたもので、文科省による自作自演の違法な処分だとしている。(共同通信 2008/3/7 『検定意見は違法と提訴 松山、「集団自決」で初』)

 「文部科学省による自作自演」という指摘は、今回の経過を見ると当然、そう指摘されても仕方のないような行為です。
 本来ならば政府・文部科学省が率先的に、検定手続きの非を認めて撤回するのが筋です。しかし訴訟という局面に入ったことで、司法がどのような判断をするのか、常識に沿った判断がなされるのかどうかが注目されます。