高校日本史を全県立高校で必修化:神奈川県

 神奈川県教育委員会は2月14日、県内のすべての県立高校で独自に日本史を必修とすると発表しました。

 学習指導要領で必修科目に指定されている世界史のほかに、学習指導要領で設定されている「日本史A」・「日本史B」、または神奈川県教育委員会が独自に設定する科目「『郷土史』『日本・世界近現代史』」(『郷土史』『日本・世界近現代史』は2科目セットで履修)のいずれかを、すべての県立高校の生徒が履修する必修科目に指定するということです。独自設定科目は1~2単位での履修を想定しているということです。
 世界史・日本史・地理・公民と社会科関係の諸科目を幅広く学ぶこと自体は、確かに必要だといえます。幅広い視野や教養を身につけるという意味で、可能な限り多くの科目を学ぶことが望ましいと、個人的には考えます。無論社会科に限らず、幅広い教科・科目を学習して幅広い視野で教養を身につけることが、高校教育に求められているということは言うまでもないでしょう。
 ただ、「偏狭な意味でのナショナリズム・愛国心」という全く支持できない理由から日本史必修化を推進する主張が一部にあることや、学校のカリキュラム編成の問題、大学受験の現状との関連(もちろん受験制度については、この問題とは別に改善策が論じられるべきですが)など、いろいろな課題はあります。実際の運用体制がどうなるのか、動向が注目されます。

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