慰安婦問題で高校日本史の補助教材作成意向:大阪府

 松井一郎大阪府知事は3月13日の大阪府議会本会議で、高校日本史教科書での慰安婦に関する記述について、補助教材を作成して府立高校に配布する方針を示した。

 慰安婦問題に関する報道記事について、朝日新聞が記事の一部を取り消したことに伴う措置だという。

 発端となった報道問題については、朝日新聞の記事となったソースが怪しい物だったので当該ソースを元にした記述への取り消し措置を講じたというだけで、慰安婦問題そのものが否定されたわけではない。

 しかし右派勢力は意図的にか、慰安婦問題そのものが否定されたかのようにすり替えて騒いでいる。

 松井知事が所属する大阪維新の会は、教科書・歴史認識問題でも極右派的な態度を示している。

 大阪維新の会の大阪府議団が大阪府教育委員会に対して、府立高校の日本史教科書採択の際、国旗国歌法の記述について右派が難癖をつけている実教出版教科書を採択から排除するよう求めていた。大阪府教育委員会は、実教出版教科書の採択を希望した学校には採択を認めたものの、同教科書を採択した学校には、右派が問題視する記述に対応するような補助教材をつける異例の措置をおこなっている。

 また歴史博物館問題でも、極右派が「自虐史観」と難癖をつけるような内容からの脱却を求め、展示内容の改変をねらっている。

 今回の措置も、この延長線上にあると言え、強い警戒が必要である。

(参考)
◎大阪府、慰安婦問題の補助教材配布へ 松井知事が答弁 朝日記事取り消し受け(産経新聞 2015/3/13)

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