桜宮高校事件の元教諭を外部コーチ招聘:大阪の中学校

 大阪市立天満中学校(大阪市北区)のバスケットボール部顧問教諭(29)が、大阪市立桜宮高校「体罰」自殺事件で有罪になった同校元教諭(懲戒免職)を、外部コーチとして練習の指導に呼んでいたことが、2月9日までにわかった。

 確認されただけでも2014年11月以降、週末の練習を指導させていたという。大阪市教育委員会に2015年1月下旬、その旨を指摘する投書が届き、連絡を受けた校長が事実関係を確認して発覚した。

 校長はこの人物が外部コーチとして呼ばれていたことを知らなかったという。大阪市教委は、外部コーチ招聘に校長の許可を取らなかったことなどを問題視し、顧問教諭の処分を検討している。

 スポーツ指導の場で重大な暴力事件を起こした人物が、別の場所で指導に復帰する事例は、しばしば報告されている。中には、別の暴力事件を繰り返す事例もある。

 暴力事件は「大したことない」扱いすると取れるような対応を取ること自体が、問題ではないのだろうか。また桜宮高校事件では、橋下徹大阪市長がセンセーショナルに騒いで引っかき回した一方で、大阪市は遺族との民事訴訟で「体罰」と自殺との因果関係を認めない主張をおこなっているが、そのこともあわせて指摘し、改めることを求めたい。

(参考)
◎バスケ指導に桜宮高体罰事件の元教諭招く「学校に無断」で中学顧問の処分検討 大阪市教委(産経新聞 2015/2/9)