「体罰」での懲戒処分、2013年度に4000人:文科省まとめ

 教師からの「指導」と称しての児童・生徒への暴力行為、いわゆる「体罰」で2013年度に懲戒処分された教職員は4125人(公立3953人、国立5人、私立217人)にのぼっていることが、文部科学省のまとめでわかった。

 2012年12月に発生し年明けの2013年1月に公表された大阪市立桜宮高校「体罰」自殺事件を受けての緊急調査で、事件認知件数が大幅に増加したことが背景にあるとみられる。

 処分件数は、過去最多だった2012年度と比較しても1.8倍の大幅増加となった。一方で懲戒免職件数は、2012年度には3件の免職があった(神戸市立小学校・特別支援学級担任の障害児虐待、大阪市立桜宮高校・バスケットボール部顧問、宮崎県立高校・柔道部顧問)ものの、2013年度は0件だった。

 被害を受けた児童・生徒数は合計9256人になるという。

 これまでは表に出なかった事例が認知されて処分の対象となったことで統計上の件数は急増しているものの、「体罰」自体は依然として横行していることになる。

 いわゆる「体罰」は「指導」とは無縁の、暴力・人権侵害行為である。この立場に立って、「体罰・暴力行為の根絶を図っていかなければならない。