教科書採択問題で全国交流集会

 2015年夏には、義務教育学校での定例の教科書採択が予定されている。教科書採択は原則として4年に一度実施されることになっている。

 教科書採択を見据えて、「子どもを戦場に送る教科書はいらない!全国交流集会」が1月24日に大阪市内で開かれたということである。

 ここ十数年ほど、「新しい歴史教科書をつくる会」やその亜流の極右派の動きが活発化している。

 中学校社会科歴史的分野・公民的分野や、高校地理歴史科「日本史」、公民科「現代社会」「政治・経済」の教科書を中心に、戦争賛美や人権軽視など極右的な主張を記述した教科書が作られるケースも生まれた。

 またそういう勢力の支持者が教科書採択に圧力をかけて極右教科書を強引に採択させようとした事例も、東京都杉並区、横浜市、沖縄県八重山地域などあちこちで発生している。彼らにとって気に沿わないとみなした他社の教科書記述や入試問題などに難癖をつけて吊るし上げるなどの、乱暴な動きも続いている。

 集会では、そういう動きに警鐘を鳴らし、教科書採択でも極右派の介入を跳ね返す取り組みを起こしたいとする発言がされたということである。

 教科書採択、およびそれに密接に関連する問題では、極右派のなりふり構わぬ動きが続いている。客観的事実や学問の到達点を踏まえた教科書の記述を大事にすること、政治的介入を許さないこと、学校・教師の自主性を尊重することなど、取り組みを強めていく必要があるだろう。

(参考)
子を戦場に送る教科書ノー 大阪で全国交流集会 採択でもたたかう(しんぶん赤旗 2015/1/25)