長岡市立中学校いじめ自殺未遂、いじめ認めない判決

 新潟県長岡市立中学校に在籍していた当時、同級生からいじめを受けて精神障害を発症し、自殺未遂を図ったなどとして、男子生徒が同級生やその両親、長岡市などを訴えた民事訴訟で、新潟地裁長岡支部は1月21日、いじめの存在を認定せず、原告側の請求を棄却した。

 男子生徒は中学校に入学した直後の2009年からいじめを受け、2009年10月には校内で同級生とぶつかって鼻を骨折した。骨折事案については、学校側は事故として処理した。

 この生徒は、同級生から骨折箇所を殴られたともしているという。生徒は骨折事件前後から過呼吸を発症するなど精神的に不安定になり、2010年9月には自殺未遂を図った。意識を回復した際にいじめ以外を打ち明けたという。

 判決では、目撃した同級生に聞き取りをおこなっても全員がいじめを否定したなどとして、いじめは認められないと結論づけた。また加害者とされた生徒の保護者や学校側の監督・いじめ防止義務違反も認めなかった。

 いじめの存在を全面的に否定したような判決になっている。この事案については報道の内容以上のことは把握していないものの、引っかかるような内容ではある。