茨城県小6いじめ訴訟、和解が成立

 茨城県守谷市の小学校6年(当時)の男子児童が2012年以降、同級生らから継続的ないじめを受け、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」で下半身の写真を撮影されインターネットに流されるなどしたとして、いじめに加担した同級生とその保護者を訴えていた訴訟は、水戸地裁で1月13日に和解が成立した。

 被告側が解決金28万円を原告側に支払うなどの内容だという。

 被告側は「遊びの意識の中での行為で、いじめではない」などと主張し、行為自体はあったことは認めながらも、その行為はいじめと認めていなかった。

 和解成立を受けて被告側は「和解勧告と解決金の金額からすると、訴状内容のほとんどが事実ではないという我々の主張が理解して頂けたと解釈している」とする談話を出したという。しかしこれほど身勝手な曲解があるのだろうか。いじめ行為を反省していない、それどころか自分たちはおかしな人から理不尽に絡まれた「被害者」であるという意識が見え隠れしていると感じたのは、深読みし過ぎなのだろうか。

 一方で原告側は「こちらの主張が認められた内容の和解と受け止めている。金額には満足していないが、少年への精神的負担を考慮して早期解決を優先した」としている。

 いじめ被害に遭い、被害回復を求めても加害者側から中傷され、泥沼化・長期化して二次被害を受けることになる。だからこそ、いじめは未然に防ぐ努力が必要であるし、万が一起きても早期に解決していかなければならない。

(参考)
◎「3DSで裸撮られいじめ」損賠訴訟が和解 茨城(朝日新聞 2015/1/13)