数研出版、高校公民教科書で「従軍慰安婦」「強制連行」削除の訂正申請

 数研出版の高校公民科教科書について、同社が「従軍慰安婦」と「強制連行」が含まれる記述を削除する訂正申請をおこなっていたことが、1月9日にわかった。

 対象となった教科書は「現代社会」2種類と「政治・経済」1種類の計3種類、訂正箇所は計4か所だという。

 訂正申請は2014年11月におこなわれ、同年12月に認められたという。2015年度から使用する教科書に反映される。 訂正申請の理由については、数研出版はマスコミの問い合わせに対し「今はお話できない」としている一方、文部科学省によると「客観的事情の変更」があげられていたという。

 教科書の訂正申請については、誤りや事実関係の変化があった場合などに認められている。一方で2014年1月、文科省が教科書検定について、近現代史については政府見解を尊重するよう求めるような通達を出している。

 現時点では詳細は不明なものの、右傾化の動きを受けた自主規制、もしくはどこかから圧力がかかったのかという可能性も疑われる。