北星学園大学問題、当該講師の契約更新決定

 新聞記者時代に「従軍慰安婦」報道に関わっていたとして講師の辞職を求める脅迫が相次いでいた北星学園大学(北海道札幌市)は12月17日までに、当該講師を来年度も引き続き契約する方針を固めた。

 田村信一学長が12月17日に記者会見して明らかにした。学長は一時は当該講師の契約更新をしないことも検討していたが、学内外での支援の動きが広がったことで方針を転換した形になった。

 学長は「暴力による言論弾圧は許されない、という社会的合意が広く形成されつつある。それが卑劣な行為への一定の抑止力になりつつある」などと話した。現場の教職員は不安を抱えているものの、支援体制が整ったことで軽減されたとしている。

 大学側の英断を、敬意をもって受け止めるものである。学内での大学自治の理念を具現化した関係者の奮闘に加えて、学外でも民主主義の問題ととえて社会的に支援する体制や世論が加わったことで、一定の結果が出たものだといえる。

 大学自治を守り発展させるため、また民主主義社会における言論を幅広く保障するため、これからも取り組みを進めていきたいものである。

(参考)
◎北星学園大 元朝日記者の雇用継続 「脅迫に負けるな」支援受け(中日新聞 2014/12/18)

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