大津いじめ事件、加害者側「行為自体は認めるがいじめではない」

 滋賀県大津市立皇子山中学校で2011年に発生したいじめ自殺事件の民事訴訟の口頭弁論が、11月25日に開かれた。

 加害者とされた元同級生側は、遺族側から指摘された「トイレで殴る」など98項目のいじめ行為について、「行為自体は認めるがいじめではなかった」と主張した。

 遺族から指摘された行為がいじめではないのなら、一体何なのか。正当な行為だから問題視するのがおかしいというのか。こういう主張こそが、いじめの発想そのものである。

 このいじめ事件では、事件直後に加害者の保護者が「いじめ加害者と決めつけられて学校側から事情聴取を受けた自分の子どもこそが被害者だ」と保護者説明会で恫喝したり、同種の趣旨を書いて被害者遺族を攻撃するようなビラをまいたという情報も、週刊誌で指摘されている。全く反省もなく、こういう主張を繰り返すなど、異常としか思えない。

 一方でいじめ事件では、こういう加害者の論理について、教育委員会や裁判があれこれ屁理屈をこねくり回して受け入れることもよくある。こういうふざけた主張は、二度と通用させてはならない。

(参考)
◎同級生側『いじめではなかった』と主張(滋賀県)(NNNニュース 2014/11/26)