恫喝発言の大阪府教育長、続投方針を表明

 大阪府の中原徹教育長が10月29日の教育委員会会議の席上で、他の教育委員への恫喝的・威圧的な発言を指摘され、一度は進退を検討するとした問題で、中原教育長は10月30日、続投の方針を決めた。

 松井一郎大阪府知事も続投を支持し、また記者会見では「組織の決定に従えない教育委員は組織から出るべき」などとも発言した。

 この問題は、認定こども園問題をめぐって自らの意見とは異なる所感を述べた他の教育委員に対して、中原氏が「罷免要求出しますよ」などと恫喝したことが指摘されている。また別の教育委員も、同じような威圧的な発言を受けたことがあると指摘した。

 教育委員会は首長とは独立した機関で、首長の意向が全てではない。教育の立場から自主的・独立に判断することが求められる。しかし教育長が、自らとは異なる意見に対して威圧して潰そうとするような恫喝をおこなうこと自体が、この人物が教育長にふさわしくないことを示している。

 中原氏は、学生時代からの友人の橋下徹大阪府知事(当時)の時代に、大阪府立高校の民間人校長に着任した。採用の際には、河崎大樹・知事特別秘書(現在は大阪維新の会の大阪市議・2015年大阪府議選予定候補、大阪市住吉区選挙区)が口利きをしたとされる。校長当時には卒業式での君が代斉唱「口元チェック」問題を起こしている。経歴的にもふさわしくないことは明らかではないか。

(参考)
◎大阪府:教育長「続投したい」…「威圧」発言問題(毎日新聞 2014/10/30)