浜松市暴言教師に戒告処分

 静岡県浜松市立白脇小学校(浜松市南区)で2年生を担任する男性教諭(41)が担任クラスの児童に対して「窓から飛び降りろ」「(外国ルーツの児童に)国に帰れ」などと暴言を吐くなどした問題で、浜松市教育委員会は8月29日、教諭を戒告処分にした。

 教諭は2学期から、当該クラスの担任を外れるという。

 この教諭は2014年7月、男子児童に立腹し、この児童を自責から窓際に引きずりだした上で「飛び降りろ」などと暴言を吐いた。この際に別の女子児童にぶつかって転倒させ、女子児童に軽傷を負わせた。

 教諭の暴言は4月から続き、外国人の親を持つ別の児童に対しては「国に帰れ」と暴言を吐いていたこともわかった。

 このような重大な事案にもかかわらず、戒告だけで済ませるというのは、軽すぎるのではないか。

 2003年に発生した、福岡市立小学校教諭・林田真二の人種差別的児童いじめ事件を思い出す。福岡の事件でも、外国にルーツを持つ特定の児童に対し、「窓から飛び降りて死ね」などと暴言を吐いたり、児童の持ち物をゴミ箱に捨てる、「体罰」を称した暴行を加える、人種差別的な暴言を繰り返すなどのいじめ行為を継続的におこない、児童をPTSDにさせた。この事件では、加害者本人や支援したジャーナリストが異常な態度をとり、自己正当化の書籍を出したり、ジャーナリスト名義で週刊誌で継続的に被害者攻撃をおこなうなどしたが、児童への暴行の事実は加害者本人が認めた上で「軽微な体罰だから大したことではない」と居直っていた。裁判では加害者の行為を大筋で認定した上で「教師のいじめ」と断じ、いじめが原因で心因性の症状を発症したことを認めた判決が確定している。

 今回の事件は、事件そのものの構図は福岡の事件と共通であり、軽い処分で済ませるのはおかしいのではないか。