星稜高校生徒転落死事件、「指導死」疑いで提訴

 石川県金沢市の私立星稜高校で2012年10月、当時1年だった男子生徒が校舎7階から転落死した事件があった。この事件について、直前に教師から「指導」として暴力を受けてパニック状態になったことが原因として、両親が教師と学校法人を相手取り、約1億4000万円の損害賠償を求めて金沢地裁に提訴していたことが、8月19日までにわかった。

 事件は2012年10月18日に起きた。当時の新聞報道によると、以下のように報じられていた。

高1男子生徒が飛び降り自殺か 金沢の星稜高
(スポーツニッポン 2012年10月18日)

 18日午後3時5分ごろ、金沢市小坂町の星稜高校で生徒が建物から転落したと、同校から119番があった。生徒は搬送先の病院で死亡が確認された。金沢東署は自殺の可能性があるとみて調べている。

 同校によると、死亡したのは1年の男子生徒(15)で、授業終了後に建物7階の教室に併設したベランダから転落した。携帯電話を授業中に操作していたことを教師に注意された直後で、生徒の机にあったノートには「(テストで)赤点取った時から死ぬつもりだった」などと書かれていたという。

 両親は訴状で、「この教師は、生徒の胸ぐらをつかむなどした」と暴力を主張している。

 一方で学校側は「暴力はなかった」として争う姿勢を示した。

 「指導死」の可能性が疑われる事案である。事実関係をていねいに解明していくことが求められる。

(参考)
◎高1男子転落死で星稜高と教師を提訴 両親「教諭の暴行が原因」(産経新聞 2014年8月19日)