バレーボール部で「体罰」事件:茨城県かすみがうら市

 茨城県かすみがうら市立中学校で、バレーボール部顧問を務めていた男性講師(27)が女子部員7人に「体罰」を繰り返していたことがわかった。学校側は8月10日付でこの講師を顧問から外したという。

 「体罰」事件は2014年7月に起きた。発生状況については、新聞報道によると以下のように報じられている。

 同市教委などによると、男性講師は7月中旬、保健室で行った同部のミーティングで、チーム内の人間関係のトラブルをただすため、2年生7人の頭を平手でたたいた。また同月、体育館で練習中、技術的なミスが続き、励ましたり士気を高めたりするため、2年生3人の頬を平手でたたくなどした。チームの主体が3年生から、2年生に切り替わる時期だったという。

(読売新聞2014年8月12日『中学の女子バレー部顧問、部員7人に体罰』)

 校長は事件について、「講師は教育熱心で指導力も高いが、体罰は絶対にあってはならない。再発防止に努めていく」と話したという。

 しかし今回のような「体罰」事件は、「教育熱心で指導力も高い」とは正反対である。

 人間関係のトラブルをただすためだの、技術的なミス、励ましたり士気を高めるなどの口実で「体罰」をおこなうというのは、「体罰」加害教師からしばしばおこなわれる定番の言い訳である。しかしそのような行為に効果があるなどという科学的根拠はどこにもない。

 むしろ、暴力に訴えることを正当化させるだの、子どもの発達や行動を萎縮させるだの、マイナスの効果ばかりが、各分野の研究で指摘されている。単なる暴力・虐待である。

 このような行為をおこなう教師が「教育熱心で指導力も高い」と勘違いされるような風潮を乗り越えてこそ、再発防止の一環になるのではないか。

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