園児重傷事故、保育所に改善勧告:京都市

 京都市伏見区の私立認可保育園「春日野園」で2014年6月、園児が女性職員から投げ飛ばされて頭蓋骨骨折の重傷を負った事故で、京都市は7月23日に特別監査結果を公表し、同園に改善勧告をおこなった。

 園児のケガについては職員の行為と「相当の因果関係がある」として、職員が投げ飛ばした行為によって園児が頭を打ってケガをした可能性が高いと判断した。

 事故は2014年6月13日午前、体操教室の指導中に起きた。外部の指導者が指導し、この職員が補助に入っていた。跳び箱の順番待ちに飽きた園児数人が列を外れて園内の棚に潜って遊んでいたことで、この職員が立腹し、園児を引きずり出して園庭に投げ出した。その際に一人の園児が頭を打って骨折した。また事故後もしばらく放置され、昼食時に食欲がないことなどに気づいてはじめて病院を受診させたという。

 さらに保護者への説明では、職員が園児を投げ飛ばしたことを隠していた。

 また特別監査では、園長の親族でもあるこの女性職員は保育士資格を持っていないのに保育士かのように振る舞って担任を持つなどしていたこと、他にも無資格者による保育が常態化していたこと、この職員を含めた園長の親族5人による不明瞭な飲食費などの経費支出、過去にも2件の骨折事故が起きているのにその時の対応に問題があったことなどを指摘した。

 園の体質にも問題があったといえるような事故である。経営自体を見直していかなければならないだろう。

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