「体罰」加害教師名の開示命じる判決:神戸地裁

 神戸大学大学院教授が「体罰」について兵庫県教委におこなった情報公開請求に関連して、県教委を相手取って非開示部分を開示するように求めていた訴訟で、神戸地裁は2月16日、非公開とされた加害教諭の氏名や所属学校名など一部について非開示取り消しを命じる判決を出しました。〔『時事通信』2006/2/16〕〔『神戸新聞』2006/2/17

 兵庫県教委は情報公開の際、「体罰」の加害教師名や所属学校名を非開示にしていたということですが、裁判では「『体罰』は公務員の職務執行に関することで、情報公開条例は公務員の不当な職務執行にも向けられている」と指摘し、開示を求めたということです。

 「体罰」の加害教師名や事件が発生した学校名については、不当な職務執行に関することでもあり、開示するという方向性は支持できます。「体罰」は不当行為でもあり、「体罰」の加害教師名や所属学校名を開示することは抑止力の一環となることも期待されます。

 一方で、「体罰」加害教師の懲戒処分の詳細については非開示にしたことについては、不十分だと思われます。だが、全体的にみると、神戸地裁判決は画期的だといえるのではないでしょうか。

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