「体罰」で福岡法務局が改善要請

 福岡県宮若市(2006年2月11日、2町合併で市制施行)の市立宮田中学校(旧宮田町)で2004年、「体罰」事件が4件確認されたとして、福岡法務局が2006年1月5日付でこの学校の校長・加害教諭3人・旧宮田町教育委員会に改善要請をしていたことがわかりました。

 改善要請の対象になった「体罰」は、『読売新聞』(web版・九州発)2月16日配信分によると、以下の通りだということです。

2004年4月に宗像市で行われた1年生を対象にした宿泊研修で、学校が禁止している携帯電話を持ち込んだとして、3人の教諭が男子生徒を廊下に正座させ、うち2人が頭をたたいたり、下半身をけったりした。

 また、同中では同年6月にたばこを巡る指導で3年生の男子生徒のほおをたたく事例があり、鼓膜が破れるけがを負わせていたことも判明。また、自習中に騒いでいた生徒の頭をたたいた事案も2件あった。

 「体罰」事件の事実を把握した保護者が福岡法務局に人権救済を申し立てて、事件が発覚したということです。

 加害教諭らの行為は「体罰」にほかならず、また教育とは無縁の犯罪的な暴力行為にほかなりません。このような行為は、断じて許されません。

 宮田中学校といえば、別の重大な人権侵害事件も起きていたことが思い出されます。2005年9月、「クラブに遅刻した生徒がいた」として顧問教諭が部員全員に連帯責任を求めて丸刈りにしたという事件も起きていました。

 この学校では、暴力で生徒を服従させるという、人権蹂躙のやり方が日常化していたのではないか、そういうことすら疑われるような状況です。

 事件を徹底的に解明し、また学校から暴力を一掃することが重要です。